2022年4月11日月曜日

 コラム264 <病と向き合う———その②>

  脳出血(視床部)の後遺症で左半身に強烈なシビレを伴うマヒが残った。後遺症とは辞典によると「初期の急性症状が消失した後に長く残る非進行性の機能障害」(『辞林21』)ということになっているが、私の場合はこの定義とは違って総合的には少しずつ回復傾向にあるものの、メインのシビレに関してだけは段階的に進行している。



 筋肉の萎縮・硬化症状が左腕・左脚・左背筋に起き、これが緩まない。二度のコロナウィルスワクチン接種後はさらに強烈なものとなり、数段悪化した。まるであちこちでこむら返しが、起きているような感じだから一睡もできない夜がしばしばである。これが体力を奪う。

  法定のリハビリ期間67ヵ月を過ぎてから、冬期には毎年二ヵ月間の入院リハビリを続けて、今冬で4年目を迎える。仕事場や山小屋での自主トレーニングも普通以上にやってきたと思うが恢復にはなかなかつながらず、視床部脳出血の厄介さを痛感している。