コラム245 <愛の安定>
愛についてこれまで古今東西さまざまな人が思索してきた。愛には最も身近な男女間の愛や、親子の愛・家族の愛にはじまり、友人愛・知人の愛、それに「痴人の愛」というのまであったな、又これらの愛よりもはるかに大きなスケールの人類愛まであって、これに自然に対する愛や動物に対する愛などを含めると果てしなく拡がってゆく。
さまざまなことが起きる人生において、その人にしかない固有のものを相手の中に認めて、それに対する尊敬の思いを抱いておくことが、愛が安定するには必要なのではないか。
特段深遠な思想というようなものではないが、病になってみて初めてそのことに気付かされたのである。
特段深遠な思想というようなものではないが、病になってみて初めてそのことに気付かされたのである。