コラム339 <病んでいる地球>
病んでいる地球
病ませたのは限りない人類の欲望
現代の資本主義は1%の超富裕層を生み、とめどなく歪んだ経済格差社会構造を創り出して、もはやなすすべもない状態だ。社会に平安無し。
気候変動問題も、SDGs等々遅まきながらさまざまな提案が為されているが、世界的同意を得て実効果を上げるのは至難なことだ。
もう議論している場合ではないのだが、異論がある限り民主社会は議論が続く。やるならやればいいが、もう手の打ちようがない所まで来てしまっているとは大っぴらに誰も言わないけれど、事情に詳しい社会経済学者や地球環境科学者達の多くはそう思っているのではないか。大気中にぼう大な量のガソリンと二酸化炭素をまき散らしながら飛び交う飛行機を止めろと言っても止められないではないか。すべてはそれと同様だ。
慎ましやかに生きるすべを身につけなければ地球は滅びるのは自明の理である。知足の世界を人間は手放したのである。何千年も前から教えられてきたというのに・・・。