2018年2月5日月曜日
コラム
127
<
氷柱
(
つらら
)
> ――屋根断熱が失わしめた厳冬の美――
つららの先から
雫が落ちる
一瞬キラリと光って
ポタリと落ちた。
つららとの別れを
惜しむかのように・・・・・
はかなき無言の別れ。
一時間程経って
ふと見ると
つららの長さが数センチ
短くなっている。
そうか、あれはつららの分身
つららの涙だったのだ。
うららかな陽気に
つららの心もゆるんだのだ。
夜半には再び厳しい寒気がやってくる
涙をためて、たくましく育つために
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