エネルギーを好き放題に使って
原発反対でもないんじゃないの?
取り返しのつかない怖ろしいことは止めた方がいい。
そんなことになるよりは、我慢した方がいいに決まっている。
地球をも滅ぼしかねない原発に対する私の試みは単純だ。
稼動したとして全発電量に占める原発依存度は30%弱なのだそうだ。その原発を無くしたら火力発電への依存度が増して、電気代も上がるという。ならば電気使用量を30%減らしてやろうじゃないか!
電気使用量を30%減らすことなど訳はない。我々は日常生活の中でやたらに電気を浪費しているのだから・・・・・。
さて消費ウェイトの大きい冷暖房のつけ過ぎ、やり過ぎについてだが、私の山の生活拠点は八ヶ岳の標高1600メートル付近にあるから、夏季冷房に頼る必要はない。だからエアコンも無い。逆に暖房は真夏の八月でも欲しい日がある位だから、こちらの問題が大きい。暖炉もあるにはあるが、枯木、枯枝、間伐材を燃やして楽しんでいる程度のものであって、メインは石油系クリーンヒーターだ。この灯油の消費量も30%減らしてやろうというのである。
まず、これまでの室温20度生活を改めようと思い立った。原発電気と灯油とどう関係するんだと言われそうだが、この心意気が大事なところだ。20度を30%減らすというのなら、きりのいいところで15度か・・・・・こうした発想は電気だろうと灯油だろうと同じである。
この試みによって冬期の暖房用灯油の消費量はほぼ半分に減った。時々寒く感じる日もあって18度にしたり、訪ねて来た人が防寒着を脱ごうともしないから、そんな時はスペシャルサービスとして20度にしたりすることもあるが、全体からすればあくまでも例外措置である。
室温15度生活を貫徹するには以下のものが要る。
・厚手のクツ下
・カーディガン
・襟巻き
それに ・レッグウォマー でもあれば十二分だ。
このように室温20度生活を15度生活に改めれば、灯油の使用量は半分になると知っても、実践しようとする人は殆どいないだろう。エコ生活の第一の心掛けは、エネルギー消費を減らすことにあるというのに・・・・・。どうしようというのだろう。こうして〝原発反対!〟は、いつまでも現実味を帯びないのである。