2021年10月18日月曜日

 コラム239 <病と向き合う>

  苦しい、苦しい、苦しい、苦しい、ああ苦しい、苦しい、苦しい、苦しい、苦しい、ああ苦しい、……。
これを10回繰り返し称えれば百遍となる。別に願掛けをしている訳ではない。
 実際私はそれをやってみた。息が続かないから苦しくなるだけでなく、それどころか途中からまるで地獄にいるような気分になってきた。日に三回で月約百回となる。
 百遍称えたが、苦しみはちっとも去らないことが判った。だから馬鹿らしいからもう止めた。それが連続的であろうと、断続的であろうと、溜息まじりであろうと、苦しいなんて言ってみたって、何の益にもならない。でも時には仕方がないね。

 
それでもそんな暇があったら、別の、もっと創造的なことをした方がいい。
   楽しいことを学び、実践し
   尊いことを学び、実践し
   偉人、賢人に学び、喜ばしい心持で日々を送る方がどれ程価値があることか。
   美しい音楽を聴き
   美しいものに触れ
   よき仲間達とよき縁を結び、ふれ合う、語り合う。
   〝人間であれ……〟

 という内なる声を聞いた。