2020年7月20日月曜日


コラム174 「幸福のクラスター」づくりへ ②

 小さな単位であっても、いい仲間達とのよきつながりや共感関係の拡がり、あるいは近代文明が未発達の小さな村社会の平和などは「幸福のクラスター」と呼んでいいものではないかと思う。
 「幸福のクラスター」と呼べるような、この小さなクラスターの芽をどんどん拡げて、「幸福のパンデミック」を作り出す方法はないものか。

 〝よき仲間とつき合え〟とは孔子(BC351479)の教えだが、2500年以上前に教えられたこの教えさえ、なかなか実現がむずかしい。色々な人がいるからである。(同様の言葉が釈迦(BC67世紀頃)の教えの中にもあったように思う。)しかし、このことに全世界がはっきり気づき、決意して、実践の輪を拡げていくならば、「幸福のクラスター」はあちこちにつくられていくのではないか。ソクラテスに師事したといわれる古代ギリシャの哲学者プラトン(BC427347)も人類のユートピア建設を夢見た一人だ。

 現在、最も必要なことは言葉でいえば簡単だ。世界中の皆がむずかしいことを言い合わず、もっと仲よく、協力的に、互いを信頼し合いながら助け合うこと。新型コロナウィルスとは逆に、「幸福のクラスター」を拡げると決意し、そのためには何をどうしなければならないかを考え出し、全世界でそれを実践に向けて行動を起こすことだ。人類はこれまでの数千年の歴史の中に数多くの賢人を輩出してきた。それでさえも、実現し得なかった「幸福のパンデミック」をこれからの人類の知恵の総力をもってすれば、可能となる日が必ずやってくると、私は確信する。そのためには、それでなくとも当てにならない国におまかせでなく、まずあなた自身が、私が、我々が「幸福のクラスター」の種火となり、決意し、実践することだ。